未分類

【頭痛と市販薬】一時的な解決策とその限界

nanairo

日常の悩みとして多い頭痛・・・すぐに手が届く市販薬はとても頼りになる存在ですよね。
しかし、この市販薬での治療はあくまで一時しのぎ。
この一時しのぎが逆に頭痛を悪化させてしまうこともあります。

この記事では、頭痛の種類からそれぞれの治療へのアプローチを示し市販薬との付き合い方を提案します。

頭痛と市販薬

前述した通り、市販の痛み止めは頭痛の症状を一時的に和らげることができますが根本的な治療にはなりません。
痛みを感じた際に手軽に服用できる一方で、その効果は一時的なものでかつ頭痛の悪化の原因にもなってしまう可能性があります。

市販薬の種類と適切な使用法

市販薬には本当にたくさんの種類の痛み止めがあります。
そのほとんどが非ステロイド性鎮痛薬(NSAIDs)と呼ばれる成分を含みます。
例えばロキソニンはイブですね。
これらは一般的な頭痛に有効ですが、過剰に使用すると胃腸障害を引き起こすリスクや腎障害のリスクを高める可能性があります。適切な使用法を理解し、必要以上に頼らないことが重要です。
NSAIDsと比べるとタイレノールなどのアセトアミノフェン製剤はリスクが多少低くなりますが、一時的な対処療法という点では同じで過剰使用は禁物です。

薬物乱用頭痛

長期間または頻繁に痛み止めを使用することは、上記のような胃腸障害や腎障害だけでなく薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があります。
これは、痛み止めが効きにくくなり、さらに多くの薬を必要としてしまう悪循環に陥ってしまうのです。
月に10日以上、繰り返し痛み止めを使用している場合にはこの薬物乱用頭痛の可能性があるため、適切な対処が必要になります。

頭痛の種類と基本治療

頭痛には一次性と二次性があり、それぞれ異なる治療が必要です。

一次性頭痛

特定の病気に関連しない痛みです。

二次性頭痛

他の病気や状態が原因です。

一次性頭痛と二次性頭痛の識別

一次性頭痛と二次性頭痛を正しく識別することは、適切な治症療法を選択する上で重要です。
例えば、片頭痛や緊張型頭痛は一次性頭痛に分類され、特定の治療法が有効です。

頭痛の予防治療と治療薬

慢性的な頭痛、特に片頭痛や緊張型頭痛の予防治療には特定の予防薬が使用されます。
代表的な例としては塩酸ロメリジンやバルプロ酸などです。

予防薬の選択と管理は、慢性的な頭痛の治療には必要不可欠です。

ABOUT ME
岡野健太
岡野健太
けん@オンライン薬剤師
ドラッグストアに10年間勤務し調剤と市販薬販売を経験。現在はSNSやサイト運営、漢方相談を行いオンライン中心に皆様の健康をサポートしています。
記事URLをコピーしました