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漢方薬と腸内細菌のフシギな関係

nanairo

漢方薬と私たちのお腹の中にいる細菌(腸内細菌叢)との関係についての面白い研究を紹介します。(PMID:12235860)

漢方薬の成分、腸内細菌が大事!

この研究では、漢方薬の中の特定の成分(カンゾウ、センノシド、バイカリン)が、私たちの腸内にいる特定の細菌(Eubacterium sp.やBifidobacterium sp.)によってどう変化するかを調べています。これらの成分は、腸内細菌によって分解され、私たちの体に影響を与えます。

抗生物質や細菌製剤との組み合わせ

面白いことに、抗生物質や細菌製剤(ビフィドバクテリウム・ロンガムなど)を漢方薬と一緒に使うと、腸内細菌のバランスが変わり、漢方薬の成分の分解の仕方も変わるかもしれません。つまり、漢方薬の効果が変わる可能性があるんです。

抗生物質は漢方薬の効果を下げる?

研究では、抗生物質を漢方薬と一緒に使うと、漢方薬の成分がうまく分解されないことがあるかもしれないと指摘しています。これは、漢方薬の効果が弱まる可能性があるということです。

逆に、細菌製剤を使うと、漢方薬の成分がよりよく分解され、漢方薬の効果が高まるかもしれません。

まとめ

この研究は、漢方薬を使うときには、腸内細菌のバランスを考えることが大切だと教えてくれます。抗生物質や細菌製剤との組み合わせによって、漢方薬の効果が変わるかもしれないので、注意が必要ですね。

漢方薬と腸内細菌の関係、とても興味深いですよね!これからも、私たちの体と漢方薬の不思議な関係について、一緒に学んでいきましょう!

ABOUT ME
岡野健太
岡野健太
けん@オンライン薬剤師
ドラッグストアに10年間勤務し調剤と市販薬販売を経験。現在はSNSやサイト運営、漢方相談を行いオンライン中心に皆様の健康をサポートしています。
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